Siúil A Rún

訳詞・木村陽子


Siúil A Rún

I wish I ware on yonder hill

'Tis there I'd sit and cry my fill

Until every tear would turn a mill

His hair was black , his eye was blue

His arm was stout , his word was true

I wish in my heart I was with you

Siúil, siúil, siúil a ruin

Siúil go sochair agus siúil go ciúin

Siúil go doras agus éalaigh liom

But now my love has gone to France

To try his fortune to advance

If he e'er comes back, 'tis but a chance

I'll sell my rock, I'll sell my reel

I'll sell my only spinning wheel

To buy my love a sword of steel

I'll dye my petticoats, I'll dye them red

And 'round the world I'll beg my bread

Till I find my love ,alive or dead

Siúil A Rún 訳詞

はるか向こうの丘に行き

座って思う存分泣きたいな

涙で水車がまわるまで

黒い髪に青い瞳 たくましい腕

誠実なあの人と

ずっと一緒にいたかった

★愛しい人よ そーっと来て

早く、そして静かに 私のところへ来て

そーっと私を連れ出して

てがらを夢見るあの人は

フランスの戦場へと行ってしまった

戻ってくるかどうかはわからない

糸巻きざお 糸巻き 糸車

私の持つもの全部売り払って

あの人に剣を買ってあげたいな

魔よけに下着を紅く染め

物乞いしながら旅したい

あの人が無事かどうか わかるまで


17世紀頃のアイルランド民謡。イングランドがフランスと戦争した時、多くのアイルランドの若者が兵隊として戦場に駆り出されました。恋人が兵隊に行ってしまった娘の悲しさ、無事を祈る思いが溢れていますと同時にこの歌は占領下に置かれていたイングランドへの抵抗歌でもあるらしいです。ご存知かとは思いますがPPMの「虹と共に消えた恋」の元となった「Johnny‘s gone for a soldier」の歌詞が作られたのは、この曲がアメリカに渡ってからで、南北戦争の時代の事だとされています。

色んなアーティストのものを聞きましたが、比較的ゆったりとしたテンポのものが多いのですが、この「Boys Air Choir」バージョンの、リズミカルで少しドラマチックな雰囲気が気に入ってます。歌詞は一部、他のバージョンから引用しています。

(木村陽子)

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