訳詞・陳五郎
It was down by the Sally Gardens, my love and I did meet
She passed the Sally Gardens, with little snow white feet
She bid me take life easy, as the leaves grow on the trees
But I was young and foolish and with her would not agree
In a field down by the river, my love and I did stand
And on my leaning shoulder, she placed her snow white hand
She bid me take love easy, as the grass grows on the weirs
But I was young and foolish, and now I am full of tears
サリー・ガーデンで、愛する人と私は出会った
彼女は、雪のような白い足でサリー・ガーデンを歩いた
彼女は言った、人生なんて木の葉が樹に茂るように気楽なものと
しかし私は若く愚かで、彼女のその言葉にうなずけなかった
川べりの野に、愛する人と私は立った
私の肩を抱き寄せ、雪のような白い手を置いた
彼女は言った、恋愛なんて草が川堰に繁るように気楽なものと
しかし私は若く愚かだった、今、私は涙にくれている
『ダウン・バイ・ザ・サリーガーデン』の歌詞は、1889年、W.B.Yeatsの採詞によって、広く紹介されました。
Sallyは、ゲール語でヤナギ属の樹木のこと。柳(willow)(sallow)と同義と考えてよいでしょう。
Gardensのガーデンは、『庭』という意味ですが、私たち日本人のイメージする『庭』とは異なると思います。広い場所くらいの感覚でよいのではないでしょうか。
個人的で申し訳ありませんが、この詞、私には心にズシンと来るものがあります。
(2006年7月17日みゅーず掲示板より)
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