『奇魂』第七號

内容紹介


『奇魂』第七號表紙画像

第七號をお送りします。特集は「アメリカ」と「地方文化」。
特集「アメリカ」では、森利行がアメリカの現代美術を手がかりにして、ピューリタニズムの顔と帝国主義の顔という矛盾を抱えたアメリカの国民性について鋭く論じています。
特集「地方文化」では、清水俊博さん、亜洲好漢さん、加藤功騎さん、岡崎敏明さんという四人のゲストを迎え、範囲を日本に限定せずに、世界の中の地方の現状と地方に生きる人々の具体相を捉えた論文・エッセイが揃いました。充実した特集になっていますので、ぜひお読み頂きたいと思います。
もう一人のゲスト、詩人・批評家の海老正廣さんには、三島由紀夫を題材に現代のニヒリズムと絶対的価値とを論じた文藝評論をご寄稿頂きました。
また第七號には、歴史学者の名越二荒之助先生に文章をお寄せ頂いております。
新加入のKALは、偏見に囚われない、柔軟で確かな知識に裏打ちされた言論を目指す若者です。
いずれも今という時代を生き、それを言葉にしようとしている執筆者個々の声が響いている文章ばかりです。現代日本の市井草莽の表現者の志を読んで頂きたいと思います。


目次

特集【アメリカ】

特集【地方文化】

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